知らないサイトで買い物をしたり、個人情報を入力したりする前に、少しだけ立ち止まって確認するだけで、多くのトラブルは避けられます。ここでは専門知識がなくても、1分程度でできるチェック方法を紹介します。

URLと表示をよく見る

まずはアドレスバーを確認しましょう。知っているブランド名に似ているけれど、綴りが微妙に違う、余計な単語やハイフンが入っている、見慣れないドメインの末尾になっている、といった場合は注意が必要です。たとえば有名企業名の後ろに無関係な文字列が続いているケースはよくある手口です。

また、鍵マーク(暗号化通信の表示)があるからといって安心はできません。これは通信が暗号化されているという意味だけで、運営者が信頼できるかどうかとは別問題です。詐欺サイトでも鍵マークが表示されることは珍しくありません。

会社情報・連絡先の有無を確認する

信頼できるサイトには、通常「会社概要」「特定商取引法に基づく表記」「お問い合わせ」などのページがあり、運営者名、住所、電話番号やメールアドレスが明記されています。次のような場合は警戒しましょう。

  • 会社概要のページが存在しない、またはリンク切れになっている
  • 住所や電話番号が記載されていない、あるいは実在しない番地に見える
  • 問い合わせ手段がフォームのみで、返信の確認ができない

気になる場合は、記載されている住所や電話番号を検索エンジンで調べてみるのも有効です。実在しない、あるいは全く別の業種の情報が出てくる場合は要注意です。

価格と表示のバランスをチェックする

市場価格よりも極端に安い、在庫が「残りわずか」「あと数分で終了」といった煽り文句ばかりが目立つ、支払い方法が銀行振込や特定の決済手段しか選べない、といった特徴があるサイトは慎重に見る必要があります。正規の通販サイトであれば、クレジットカードなど複数の決済手段が用意されているのが一般的です。

第三者の評判を確認する

サイト名やブランド名に「口コミ」「評判」といった言葉を added て検索し、実際に利用した人の声を探してみましょう。極端に高評価のレビューばかりが同じような文体で並んでいる場合や、逆に「商品が届かない」「返金してもらえない」といった声が複数見つかる場合は、購入を見送る判断材料になります。

また、このサービスのようなウェブサイトの評判を調べられるツールを使い、運営期間の短さや過去の報告例がないかを確認するのも一つの方法です。

個人情報の入力を求められたときの注意点

会員登録や購入手続きで、必要以上に細かい情報(生年月日、マイナンバーに類する番号、口座情報など)を求められた場合は、その情報が本当に必要かどうか一度立ち止まって考えましょう。特に、メールやSMSで届いたリンクから直接このような情報を入力させようとするページは、正規サイトを装った偽サイトである可能性があります。

不安な場合は、リンクをクリックせず、いつも使っているブックマークや検索から公式サイトへ直接アクセスし直すのが安全です。

1分でできるチェックリスト

  • URLのスペルやドメインが正しいか確認する
  • 会社概要・連絡先情報が明記されているか確認する
  • 価格が不自然に安すぎないか、支払い方法が限定的すぎないか確認する
  • ブランド名+口コミで検索し、第三者の評価を見る
  • 個人情報の入力項目が必要最小限かどうか確認する

それでも不安なときは

少しでも違和感を覚えたら、無理に購入や入力を進める必要はありません。ブラウザが警告を表示した場合はその指示に従い、クレジットカード情報を入力してしまった、あるいは不審な請求があった場合は、すぐにカード会社や銀行に連絡して相談しましょう。心配な取引については、消費生活センターなど公的な相談窓口に問い合わせることもできます。

ネット上の取引は便利な一方で、確認の手間を惜しまないことが自分自身を守る一番の方法です。今回紹介したチェックを習慣にして、安心してオンラインでの買い物や登録を楽しんでください。